当社は島根県雲南市大東町山王寺にあります。日本棚田百選にも選ばれている自然豊かな農村です。

 

県都である松江から30分の距離にありながら人里離れた環境で標高は350mの高原です。上流部に民家もなければ工場など全くありません。

 

この棚田の一角で真菰が育っています。栽培する上で農薬は化学肥料は全く使いません。

真菰が持っている生命力を皆様にお届けできれば幸いです。

会社名 里山暮らし研究所

代表 多久和 厚

設立 2016年1月1日

ささやかに家内と二人で営んでいます。

住所 島根県雲南市大東町山王寺241番地

挑戦中 1個の地球で足る暮らし方モデル                                      地域資源の六次化(食っていける里山モデル)

                                    日々の様子 https://www.facebook.com/takuchan55

 

                    山王寺の名前の由来

 

私が暮らす山王寺棚田は、人と自然が織りなす芸術作品ともいえる棚田の景観が美しい地域です。訪れた方に良く聞かれます。「山王寺というお寺があるんですか」と。地名には「寺」があるのに「寺」はなし。「山に王様」とは、といった疑問を解くため地名の由来を調べてみました。

 

「山王寺」という地名は文明年中(1469年ごろ)に日吉神社(京都比叡山)より勧請(かんじょう:分霊)を受け当地に「山王神社」を創立したことに由来してます。その時に地名を「山王地」と名付けました。山王とは日吉神社の神様の愛称です。今でも日吉神社は「山王権現」や「日吉山王」とも称されています。

 

年代の記録は失っていますが、後に山王寺という仏寺を建立し地名を「山王寺村」と改めました。その後、明治に入り山王寺となりました。現在は山王寺という仏寺はありませんが、寺があったとされる場所に石碑が残されています。

 

当地の氏神様を祀る山地神社は、明治の初め頃までは山王神社、又は山王権現と称していましたが、その後「山地神社」と改めました。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと:大国主命の異称)で縁結び、医薬の大神とされています。私は「山地にある神社」とばかり思い込んでましたが「山王権現を祀る神社」の名称です。

 

ということで、私なりに結論に至りました。山王寺は「神様(山王)と仏様(寺)が鎮まる地」の名称と言えます。この地に住む住民の皆さんこそ、神様であり仏様だと思っています。